実録!弁護士や司法書士に頼まず自分で出来るか?相続放棄!

相続争い
目次

父と長兄が亡くなった。

実家と疎遠な「ゆきほたる。」
ひょんなことから父と長兄が亡くなったことを知る。

もともと親の愛情の兄弟間格差を感じながら育った「ゆきほたる」は実家に寄りつかなかった。

ある時、父のやったことが回りまわって「ゆきほたる」に災難が降りかかった。
なのに、父は「仕切り直してもう一度同じことをしたい。」というのでやめさせようとした。
どうやら、父は「ゆきほたる」の幸せより「金」が大事らしい。

分かってたとはいえ、再認識させられた。実家にも相変わらず寄り付かなかった。

長兄は、お金をちらつかせ、「遺産を貰いたいなら実家に顔を出せ」と言い始めた。
でも、行かなかった。

「ゆきほたる」が若い頃、父は同じく金をちらつかせ「ゆきほたる」を家に縛り付ける発言をした。
その時に飛び出さなかったのを「ゆきほたる」はとても後悔していた。

「ゆきほたる」の事を理解していたら、そんなセリフを言うはずがない。

自分の思惑通りに動かない「ゆきほたる」に対し、次第にいらだちを見せる長兄。
「遺産はいらないと言っていても、遺留分は主張するつもりだろ?」となり、「遺産放棄しろ!」とだんだん主張が変わってきた。

そのうち父も「 遺産放棄しろ! 」と言い始めた。

ちなみに父が言っている遺産とは、自分の遺産だ。
「父の遺産の放棄は父が死んでからでないとできない。」と言ったのだが、「法律的に」という一言を抜かしてしまったために、「死を待ち望んでいるのか?」と激高されたようだ。
話を振るなら、少しは勉強してから言え。

そんな二人が亡くなった。幸いにも長兄が亡くなってから父が亡くなった。
逆だったら長兄からパワハラまがいの「遺産放棄しろ!」が待っていたであろう。
「ゆきほたる」にとっては救いであった。

怪しい人とは距離を取れ!

「ゆきほたる」には他にも兄弟がいる。

父と母からの愛情を一心に受け、わがままに育った女帝にして策士。

女帝は、仲が悪かった親と「ゆきほたる」の仲裁を買って出た。
が、女帝の意見は私にとっては的外れで価値観の違いを感じた。
親の愛情をたっぷり受けた女帝と愛情に飢えていた「ゆきほたる」。当然である。

話し合い中、こっちが意見をだすと「私もそう思ってた!」という感じで返してくるのにはイライラした。
度重なってくると「嘘つけ」としか思えなかった。

こういったやり取りの中で、「彼女は自己愛性パーソナティ障害ではないか」と感じ始めた。
メールのやり取りは時間の無駄に思え話を打ち切った。
女帝は見下していた者からそう態度を取られ、怒り心頭のようであった。

父との縁はもともと薄かったが長兄との関係はまぁまぁ良かった。
自分の意志を曲げ、トラブルに巻き込まれたので自分の意思を通すことにした。
特に間違ったことをしたとは思っていない。
ただ、ここまでこじれたのはこの策士のせいなのではないかと「ゆきほたる」は思っている。

だって、「ゆきほたる」は金の亡者じゃないもの。「『ゆきほたる』は金の亡者」と刷り込んだのは誰だ?
「金、金」っていっているのは父、長兄、そしてこの人。

何かの拍子に別の兄弟に自分の考えを伝えたら、沈黙され、「そういう風に思っていたんだね、勘違いしてた。」と言われたこともあったな。しばらくしたら、策士に洗脳されて「ゆきほたる」の評価は元の評価に戻ってたけど、これも想定内だし構わない。

また、この女帝が手に入れられなかったものを「ゆきほたる」は手に入れている。
「たぶん、妬まれているだろうな。」と思ってはいた。
長兄が放った一言で「やっぱりそうか。」と確信した。

妬みは恐ろしい。
巻き込まれないうちに逃げなければ…。

相続放棄できる期間は亡くなったのを知ってから3か月。

相続放棄は3か月という短い間に手続きを済ませなければならない。

この3か月は、被相続人(今回は父)が死亡した時から3か月ではなく、「ゆきほたる」が「父が亡くなり、自分が相続に関係する事を知った日」から3か月である。

ちなみに父が亡くなったのを知ったのは父の死亡後1年。
でも、申請期間は「その事を知った時から3か月」だからまだまだ間に合う。

もしかしたら、父がすでに相続廃除をしているかもしれない。
捏造でもしない限り相続廃除の事由はないはずだけど、可能性はある。
であれば相続放棄は余計な仕事なんだけど、それでも構わない。

トラブル回避のため「ゆきほたる」は自分で出来る事をやっていく。

兄弟に連絡を取らずに相続放棄したい。

相続放棄は、亡くなった人の最後の住民票の場所がある家庭裁判所に提出する。

番号書類名称入手先
1相続放棄申述書裁判所のサイトからダウンロード可
20歳以上20歳未満
Cromeでは印刷が乱れる。
Edgeで印刷するか、PCにダウンロードしてから印刷した方が良い。
被相続人(亡くなった人)の
住民票除票もしくは戸籍付票
<住民票除票> 市役所
<戸籍付票>  亡くなった人の本籍地
3申述人の戸籍謄本自分の本籍地
4収入印紙 郵便局で購入 800円
5切手84円切手 5枚・10円切手 5枚 (管轄の裁判所で確認すること。)
6被相続人の死亡の記載のある戸籍謄本亡くなった人の本籍地

住民票除票より、戸籍付票をとろう!

1日目のネット検索で、集めなければならない書類に「住民票除票」しか記載されてなくて「戸籍付票」の記載はなかった。

住民票除票の取り方

「住民票除票」 は亡くなった人の住民票がある市役所で申請するんだけど、これ、ハードル高い!
役所によって違うが、そもそも「住民票附票」って申請可能な人が、本人以外不可とか、本人及び同一世帯しか不可とか…。

なので、本人が亡くなった場合に申請する場合も準備書類が必要。

「本人以外不可」の場合は、亡くなった人との関係が分かる戸籍謄本と利害関係がわかるの書類等が必要。同一世帯でも利害関係人でないと申請できない。

「本人及び同一世帯しか不可」の場合は、同居する家族の委任状が必要。
他の相続人と関わらずに進めたいのに。

これは、司法書士とか弁護士に頼むしかないのか?
ちなみに相場は、司法書士3万円、弁護士5万円らしい。

今回「ゆきほたる」は相続放棄をするけれど、金銭的余裕があるからではない。
トラブルを避けたいだけ。だから、出来ればお安く済ませたい。

戸籍附票の取り方

家庭裁判所に提出書類の確認をしたときに、「戸籍謄本と取るならついでに戸籍附票をとってそれを出してもらえればいいですよ。」と教えてもらった。

戸籍付票は、本人、配偶者、親、子どもなら本籍地に請求することで取得することができる。
親子関係を示す書類は必要になるが、上記の委任状よりははるかに準備しやすい。

ちなみに、自分の結婚後に親が戸籍を移動していなければ、自分が結婚等で除籍された場合も親子関係は戸籍で確認できるので、特別な書類を準備する必要はない。

こう考えると住民票除票よりも戸籍附票の方が入手しやすいことが分かる。

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この記事を書いた人

子ども達には賢い子に育ってほしい。
なにも自分の子に限っているわけじゃない。
みんなが賢くなれば、もっと暮らしやすい世の中になるはず。
知識、見分を広めて、幸せな人生を送ろう!
でも、がちがち教育ママには性格上なれません…。
ぬる系教育ママとして発信していきます。

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