実録!相続放棄を自分でやる!手順書04「裁判所に相続放棄を申請する。」

相続放棄
財産放棄
目次

どこの家庭裁判所に申請書類を出すかを確認しよう。

「相続放棄申述書」を提出する裁判所は、なくなった人の住民票が最後に住んでいた住所を管轄する家庭裁判所だ。

親が最後に住んでいた場所は「除籍附票」に記載がある。

それをもとに「裁判所の管轄区域」のサイトで管轄区域を調べられる。

確認すべき内容はこれだ。

管轄する家庭裁判所が分かったら電話をして同封する切手の金額を確認してほしい。

手続きに必要な収入印紙800円は共通である。
だたし、手続きにあたり予納する郵便切手の金額は家庭裁判所によって違うので確認が必要である。

各裁判所のサイトの「裁判手続を利用する方へ」中に掲載されている場合もあるが、掲載されていない場合は電話での確認が必要である。

財産放棄申述書は全国共通である。

財産放棄申述書は全国共通で、裁判所のサイトに書式がある。また記入例もあるので参考にしてほしい。

プリントアウトするときはマイクロソフトのブラウザを使う方が印刷しやすい。(クロムは型が崩れる。)

相続放棄の申述書(20歳以上)  /  記入例(20歳以上)

相続放棄申述書(20歳未満)   /  記入例(20歳未満)

ただ、この書類の違いが判らなかった…。

1枚目を書く。

左側の1枚目に関しては、記入例を見ながら、戸籍謄本、除籍謄本、戸籍附票、除籍附票に書かれていることをそのまま記入する。

2枚目を書く。

STEP
相続の開始を知った日

裁判所はこの日にちを重視している。
後日問い合わせがあった場合、相違が無いようにしっかりとコピーを取っておく。

2番を選択し、余白に「次兄の妻から聞いた。」と書いた。

STEP
放棄の理由

何かでこちらの「放棄の理由」が重要と書いてあったのだが、裁判所は重視はしていない。
6番を選択し[ ]の中に「不仲の姉と関わりたくないため。」と書いた。

STEP
相続財産の概略

この欄を書くには調査をしないと分からない。
相続放棄をしたいだけだから費用が掛かることは避けたい。

余白に「不明」と書いた。

相続放棄申述書の郵送の準備を行う。

書類番号書類名称
1相続放棄申述書
2被相続人の死亡の記載のある戸籍謄本もしくは除籍謄本
3被相続人の戸籍附票もしくは除籍附票
4申述人の戸籍謄本
5申請費用800円分の収入印紙(郵便局で購入)
6予納郵便切手

「ゆきほたる」はこれらと返信用のレターパックも入れてレターパックで送った。


ただ、「照会書」が普通郵便できてしまった。
もう1枚余分にレターパックを入れておくか、問い合わせの連絡を受けた時にレターパックで送ってもらうように伝えた方がよかったのかもしれない。

その際は「照会書」を送り返す時も返信用のレターパックを同封する必要がある。

心配であれば、近くの家庭裁判所でチェックをしてもらうと良い。

3か月という時間的制約もあるので、出来るだけ書類の差し戻し等は避けたい。
担当の家庭裁判所に問い合わせたところ、近くの家庭裁判所でチェックを受けることを勧められた。

チェックを受ける際は、同封するものすべてを持って行ってチェックしてもらうとよい。

上記のように書いて特に指摘は受けなかった。

最寄りの家庭裁判所が管轄区域であるときは、そのまま「相続放棄申請書」を提出できる
その場合、同時に「回答書」等を記入する場合もある。
これは、人に強要されて、「 相続放棄申請書 」を提出したのではないという確認を取るためである。

そして「回答書」に関しては、裁判所によってさまざまな書式があるということである。

チェックしてもらい問題が無かったので、そのまま投函した。

管轄する家庭裁判所から問い合わせがあった。

「ゆきほたる」の場合は、被相続人の死亡日より1年ほど経っていたので、家庭裁判所から電話がかかってきた。

家庭裁判所が詳しく知りたがっていた内容は、「相続の開始を知った日」の事だった。

「ゆきほたる」は、恨みつらみを相続放棄する理由としてぶちまけたかったのだか、そんなの全く必要なかった(/・ω・)/

今回父が亡くなったのを知ったのはラインでのやり取りたっだので、その説明をした。

「後で照会書が届くのでその旨をかいてください。」と言われた。

照会書が届いた。

照会書で聞かれた内容は以下の通り。

  1. 相続放棄の申述をしたのはあなたであるか?
  2. 相続放棄の申述はあなたの意志か?
  3. 被相続人の死亡したことを知った日はいつか?
  4. その日の詳しい様子を述べよ。
  5. 相続放棄をする理由を述べよ。
  6. 被相続人の遺産を処分したことはないか?

といった内容で、再確認をする感じだった。

被相続人の死亡したことを知ったのは「LINE]だったので、スクショして必要なところ以外を黒塗りにして提出した。

電話だったらどう証明すればよかったのだろう…。

とりあえず、必要事項を書いて送り返した。

「相続放棄申述受理通知書」が届いた。

「照会書」を送り返した後、「相続放棄申述受理通知書」が届いた。

これで手続きは終了である。

今までかかった費用

自分の住民票 取得費用 450円

項目単価個数合計
住民票取得300~5001450
合計 450

自分の戸籍謄本 取得費用 1290円

項目単価個数合計
自分の戸籍謄本 取得手数料4501450
定額小為替 購入手数料1001100
レターパック 2部 3702740
合計 1290

被相続人の除籍謄本・除籍謄本 取得費用 3580円

項目単価個数合計
親の除籍謄本(前本籍) 取得手数料750750
定額小為替 購入手数料1001100
レターパック 2部3702740
親の除籍謄本(現本籍) 取得手数料7501750
親の除籍附票 取得手数料3001300
定額小為替購 入手数料 1002200
レターパック 2部 3702740
合計3580

相続放棄 申請費用 2010円

項目単価個数合計
相続放棄申述用 収入印紙8001800
郵便切手(84円切手5枚・10円切手5枚 払い戻し有)4701470
レターパック 2部 3702740
合計 2010

相続放棄にかかった費用は、7330

司法書士に頼むと3万程度+実費、弁護士に頼むと5万程度+実費である。
家族との不仲で相続放棄する場合は自分ですることをお勧めする。

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この記事を書いた人

子ども達には賢い子に育ってほしい。
なにも自分の子に限っているわけじゃない。
みんなが賢くなれば、もっと暮らしやすい世の中になるはず。
知識、見分を広めて、幸せな人生を送ろう!
でも、がちがち教育ママには性格上なれません…。
ぬる系教育ママとして発信していきます。

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